2020.08.11
エアコンがなかなか効かない・・・これって何で?
室内機のフィルターが汚れている
エアコンがなかなか効かない原因として最も可能性が高いのが室内機の汚れです。前面のパネルを開いて中を確認してみてください。網目状のフィルターが設置されているはずですが、そこに埃がびっしり詰まっていると送りだされる風がブロックされてしまって冷気や暖気が室内に十分いきわたりません。それを防ぐためには2週間に一度程度、フィルターを掃除する必要があります。まず、フィルターを取り外すのですが、強引に行うと破損する恐れがあるので丁寧に外してください。そして、掃除機を使ってフィルターの外側から内側に向かって埃を吸い取っていきます。あとは風呂場で水洗いをし、日干しをして乾かせば終了です。その際に、生乾きのままでエアコンに戻してしまうとカビが生えて悪臭の原因となってしまいますので気を付けてください。また、フィルターを掃除する際は、ついでにエアコンの内部も掃除をすればより効果的でしょう。
室外機のフィルターが汚れている
エアコンの場合、室内機の掃除はこまめに行っていても室外機の掃除は全くやっていないという人も多いのではないでしょうか。しかし、室外機の汚れも室内機の場合と同様に冷房や暖房が効かない原因となってしまいます。定期的に背面部分を見て、フィルターの状態を確認することが大切です。もし、埃が詰まっていれば、掃除機の先に丸ブラシをつけて埃をかき出しながら吸い取ってください。壁に密着している場合は、ブラシを当てるために移動する必要がありますが、雑に扱うと配管を傷める可能性があるので十分気を付けてください。埃がある程度なくなれば、上部から軽く水を流してください。室外機は雨水対策がなされているので多少の水は問題ありません。しかし、完全防水ではないので横や下方向から勢いよく水をかけるのは避けた方が無難でしょう。
冷却ガスが漏れている
単にエアコンが効きにくいというのであれば、汚れによる原因の可能性が高いですが、全く効かないのであれば冷却ガスの漏れを疑わなければなりません。そして、その原因についてはいくつかの可能性が考えられます。ひとつは施工時の接続が悪かった場合で、設置して半年から一年程度で症状が出始めれば、それが原因である可能性が高いです。さらに、室外機を無理に動かして配管が傷む場合もあります。他にも、開閉バブルの不調や配管の腐食などが原因として考えられるでしょう。ガス漏れを起こしているかどうかは、冷房運転をした状態で室外機の配管接続部を視認することで確認できます。水滴が付いているれば大丈夫ですが、真っ白な霜が張っている場合はガスの漏れの可能性大です。また、水滴もつかず、配管自体も冷たくならない場合はすでにガスが抜けきっていると考えられます。その時は速やかに業者に連絡しましょう。